バレンタインの贈り物にぴったりな男性向け香水

年が明けたと思ったらもう2月、あと少しでバレンタインデーがやって来ますね。
バレンタインデーは大切な相手に贈り物と一緒に気持ちを届けられる、年に一度の一大イベント。

日常的にも香水を贈るということは、相手への愛情や敬意を表現することでもあります。
香りと言うのは嗅覚(本能)で感じ、香水はそれぞれのライフスタイルに合わせて纏うもののため、相手のことを深く知ったうえで、尊重する必要があるからです。
香水を相手に合わせて選ぶことはとても難しいですが、香りというものは思い出と一緒に記憶に残ります。
一緒に香水を大切な方へ選んでみませんか?
本記事では大切な方へ贈る香水の選び方のコツとともに、バレンタインにおススメしたい香水を合わせてご紹介いたします。

 

選び方のコツ

1.好みの香りをリサーチ

まずは相手の好きな香りをリサーチします。あくまで好きな食べ物や飲み物ではなく、好きな「香り」です。
筆者は食べ物としての果物が好きですが、実はベリー系の香料は苦手です。甘いスイーツもとても好きですが、グルマン系はそこまで好きではなく、一番好きなのはフローラル系統です。このように食べ物としての好きと、香りの嗜好は異なります。また、人によって香りの好みは千差万別です。そのため、本記事では香調を被らせずに幅広く取り上げております。

 

2.相手の香水歴を確認

また、相手が普段香水使っているかどうかも押さえておきましょう。あまり香水慣れしていない方だと、どんなに好きな香りでも重く感じたり、逆に香水が好きな方だと銘柄の被りや、軽めで付けやすいファッションブランドの香水では物足りない可能性もあります。
そのため、好みの香り×香水歴の二軸から検討することが大切です。
当記事で紹介する香水は1から3本目が軽めで香水初心者にも付けやすい作品、4から6本目が香水上級者も唸らせる個性的な香りにしています。

 

3.もし可能であれば香水を実際に試してもらう

香水はその人個人の肌質や体温によって、香り方が全く変わります。同じ香水でも人によって好みが分かれるのは、パーソナリティな相性もあります。
そのため、可能であれば候補の香水を絞って、実際にお相手に付けて貰ってください。
あまりに同時に沢山だと嗅覚が麻痺してしまうので、時間を置いて少しずつ試して貰い、そして、トップ、ミドル、ラストと香りの変化を味わうのがオススメです。
セレスではワンタップサイズから取り揃えており、少量ずつさまざまな香水を試すことができます。

 


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バレンタインにおススメ、男性に贈りたい香水6本

お待たせいたしました。いよいよバレンタインにピッタリな香水のご紹介となります。
前半は香水慣れしてない方にピッタリなライトな香りやコロンとなっており、後半は香水上級者の方にもお気に召していただけるであろうラインナップをピックアップしています。

1.ドルチェ&ガッバーナ – ライトブルー(シトラス系)

Top
レモン アップル シダー
Middle
バンブー ジャスミン ローズ
Last
ムスク シダー アンバー

まず初めにご紹介させて頂くのは、ドルチェ&ガッバーナの香水ビギナー王道なシトラス系の傑作、ライトブルーです。

付けたてレモンとアップルの爽やかな甘さのフルーティーシトラスさが広がり、ジャスミンやローズ感も終始爽やかな甘いアップルに包まれて、そこまで香りません。嫌みもなく誰からも好かれやすく、日常使いもしやすいです。コロンと言っても差し支えないほど、香水感がほとんどないため、シトラスが嫌いでなければ、香水初心者の方はこれって太鼓判を押したくなる、そんな作品です。

 

2.メゾン マルジェラ – レイジー サンデー モーニング(サボン系)

Top
アルデヒド スズラン ペアー
Middle
ローズ アイリス オレンジブロッサム
Last
ムスク アンブレット パチュリ

続いてご紹介するのは、メゾンマルジェラの朝の太陽のなか、清潔感あるシーツを連想させるようなパウダリーみのある石鹸の香り、レイジーサンデーモーニングです。

 

トップから洗いあがったばかりの衣類の柔軟剤のような甘さが爽やかに香り続けます。ミドルにローズ、アイリスと強い香りのする花の香料が立ち並びますが、終始、柔軟剤のような清潔感ある甘さばかりで全然フローラルとは感じられません。そのため、男女ともに付けやすい石鹸のような香りで、一緒に付けられるのもとても素敵だと思います。

3.サンタマリアノヴェッラ − エバ(ハーバルスパイス)

サンタマリアノヴェッラ・サンタマリアノヴェッラ

Top
ベルガモット レモン
Middle
ペッパー スパイス
Last
ベチバー ウッディ

3本目にお届けするのは、サンタマリアノヴェッラの旧約聖書で人類最初の女性エバの名でありながら、性別問わず身に着けられるよう創られたハーバルスパイスなオーデコロン、エバです。

 

トップは心地よくベルガモットとレモンの香りが登場し、スパイスやペッパーが効いて、軽すぎないけれど、重くもなく、男女ともに自然と身に纏える香りです。
旧約聖書をモチーフにした神秘的な香りエバを、男女ともに一緒に付けるというのもロマンティックかも知れませんね。

4.ペンハリガン – エンディミオン コロン(アロマティックインセンス)

Top
ラベンダー ベルガモット セージ オレンジ(マンダリン)
Middle
コーヒー ゼラニウム
Last
サンダルウッド ミルラ レザー ナツメグ カルダモン ペッパー ムスク ベチバー インセンス

4本目にご紹介するのは、ペンハリガンのギリシャ神話における美青年エンディミオンから着想した、ラベンダーが特徴的なアロマティックインセンスのエンディミオンコロンです。

 

トップから存在感あるラベンダーが清潔感を与えながら爽やかに香り出しますが、次第にアロマティックなコーヒーやゼラニウム、ラストのサンダルウッドの甘さが広がり、香辛料カルダモン、ペッパーの温かさも帯びて、そしてインセンスと、ただの清潔なサボンの香りではない、いつの間にか落ち着いた大人の男性のミステリアスチックなエレガントさが醸し出されます。清潔感あって付けやすさは欲しいけど人と被りにくく、深みもあってほしいという香水好きな人におすすめしたい1本です。同ブランドから発売している、ギリシャ神話でエンディミオンが焦がれたルナとペアフレグランスにするのも素敵かも知れませんね。

 

5.メゾン フランシス クルジャン - アミリス オム(オリエンタルウッディ)

Top
オレンジ(マンダリン) ローズマリー
Middle
アミリス アイリス チョコレート ココナッツ コーヒー
Last
トンカビーン ウード

5本目にご紹介するのは、メゾンドフランシスクルジャンの一日の終わりと夜の始まりを連想させる、樹木の甘さが焦げたような香料アミリスを主軸にした、ウッディオリエンタル、アミリスオムです。

 

トップから甘い柑橘のオレンジにアロマティックなローズマリーとバランスが良く、ミドルの樹木の甘さが焦げたアミリスに、グルマンなチョコレート、ココナッツ、コーヒーの甘さとほろ苦さが交わるマリアージュ。そこにラストの魅惑的なトンカビーンとウードが絡みつく、バレンタインの夜に相応しい1本です。ペアフレグランスも発売されているので一緒に付けるととても盛り上がると思います。

 

6.キリアン – ダーク ロード(ウッディレザー)

Top
ペッパー ベルガモット
Middle
ラム ジャスミン(ジャスミンサンバック) ダバナ
Last
レザー ベチバー シダー パチュリ

最後にご紹介するのは、キリアンの洗練された真の紳士に良く似合う、闇の紳士と名付けられたウッディレザーのスモーキーで影もある、秋冬にとても栄えるダークロードです。

 

 

開幕から重々しく、軽やかさの代名詞のベルガモットですが、ペッパー(四川花椒)の刺激や焦げたブラックペッパーにパチュリが持つ墨汁感という重圧にそういった明るい軽やかさはすべて押しつぶされています。
まさに闇の香りです。次第にラムのお酒の香りがして、微かにジャスミンの軽さも加わりますが、終始レザー、ベチパー、シダーと重さに支配されて、全体的にダークかつ落ち着いた大人の香りです。
非常に格好よく本当の紳士に、是非身に着けて頂きたい美しい作品です。香水にうるさい方やお洒落な男性にもぴったりでワンランク上の香水を贈りたい時にもぴったりです。

 



香水を愛してやまない某IT企業Webライター。
大学の頃にラルチザンのヴォルール・ド・ローズに出会い
衝撃を受けて以来、香水愛好家となって10年以上を経る。
そのため、IT企業でのライター経験を活かし、
愛する香水のことを発信するライフワークも始める。
初恋はラルチザンのヴォルール・ド・ローズで
今の恋人はFueguia1833のChamber。


 

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