妊娠中・子育て中に香水はつけていいの?赤ちゃんへの影響は?

 

香りには、その種類によって気分や緊張を和らげてくれる、心地よい入眠をサポートしてくれる、落ち着きを取り戻す手助けをしてくれるなど、様々な働きがあります。

 

妊娠中・子育て中は、なにかと忙しくて、またホルモンの影響もあって気持ちが落ち着く暇もありませんよね。

 

そんな時に「香水を役立てられれば」と考えるママも多いようですが、気になるのが赤ちゃんや母体への影響です。

 

体がデリケートな妊娠期間中・授乳期間中に香水をつけても大丈夫なのか、詳しく解説していきます。

 

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■香水は妊娠中に付けても良いの?

 

 

妊娠中に香水を付ける方は少ない印象ですが、香料の種類(天然・合成)や、香りの種類を守れば付けてはダメというワケではありません。

 

ただ、多くの妊婦さんがつわりにより香りで気分が悪くなる他、食あたりなどを起こさないように妊娠中は嗅覚がするどくなるため、強い香りを体質的に受け入れなくなる傾向が強いようです。

 

香水を付けることで気分が和らぐのであれば、少量であればつけても問題ありません。

 

ただし健診の際など、病院に付けていくことだけはやめましょう。

 

香りの感じ方はひとそれぞれなので、他の妊婦さんからしたら迷惑になる可能性があります。

 

また、体がデリケートなので、香水をつけた部分がかぶれてしまうこともあります。

 

妊娠前に普通に使えた香水であっても、一度パッチテストをしてからの使用をおすすめします。

 

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■香水が胎児に与える影響について

 

 

香水が胎児に与える影響について、次のような報告が確認できました。

 

・香水や香りのあるボディクリームの妊娠中の使用で、生まれてくる子供にがんや不妊症を引き起こす可能性がある。

 

・ラット実験により妊娠8週目から12週目あたりの雄の胎児の生殖器官が、化粧品類に含まれている化学物質によって障害を受けることがわかった。

(イギリス誌 スコットランド・オン・サンデイ)

引用: https://www.scotsman.com/news/women-warned-not-to-wear-perfume-during-pregnancy-1-1436889

 

・有明海と八代海に生息する様々な海洋生物を分析したところ、ほぼ全てから内分泌かく乱作用が指摘される香料HHCBとAHTN「人工麝香 ( じゃこう ) (ムスク)」が検出された。

 

・成長・成熟、繁殖、多世代試験において有意な影響が確認され、両物質は毒性を示さない濃度でも生体へ影響を及ぼすことを明らかになった。

 

・フタル酸エステル類および合成ムスク類は人の脂肪や母乳からも検出され、さらに、胎盤を通り胎児に移行することも判明している。

(熊本大、長崎大、京都大の研究発表)

引用:http://f-chiro.com/blog/1910/

 

香水の中には天然素材のものもありますが、ほとんどが合成香料です。

 

たとえば、カルバンクラインの「エタニティ・フォー・ウーマン」、ジャンポールゴルチェの「ル・マール」にはフタル酸エステル類。

 

カルティエの「ベゼ・デュ・ドラゴン」、ザ・ボディ・ショップの「ホワイト・ムスク」からは合成ムスクが含まれます。

 

妊娠中は合成香料をベースとした香水使用は控え、できれば自然由来の香水を使用すると良いでしょう。

 

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■妊娠中に職場・電車の香水の匂いが耐えられない!対処法について

 

 

職場の誰かの漂わせる香水の香りやシャンプーの香りに耐えられない…という方も少なくありません。

 

そんな時の対策としてもっともメジャーな方法は、マスクの活用です。

 

それでも足りない時には、ハンカチを鼻元にあてても良いでしょう。

 

「ハンカチを使ってもまだ匂いが気になってしまう」

 

ならば香りで対抗です!

 

体が受け付けるアロマや香水を馴染ませておいたハンカチを嗅ぐなどすると、他の香りが気にならなくなりますよ。

 

ただし、妊娠中には避けたい香りがあります。

 

中には子宮収縮を早めて流産リスクを招くものもあるため、注意が必要です。

 

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■妊娠中に避けたい香りの種類について

 

 

リラックスしよう・気分を和らげようと身にまとった香りに分娩促進作用があったなんてこともあり得ます。

 

合成香料以外の香りであれば胎児に何らかの影響を与えることはないとされているため、万が一妊婦さんとの相性が悪い香りを身に付けても赤ちゃんに問題は起きません。

 

ただ、香りの中には女性ホルモンに働きかけて分娩促進を促してしまうものや、ホルモンバランスが安定しない時期の使用でかえって体調悪化を招く可能性もあります。

 

そのため妊娠中は肌刺激が少なく、女性ホルモンに働きかけない香水の使用をおすすめします。

 

具体的な香りについては種類があまりにもたくさんあるため、ここですべてご紹介するのは難しいのですが、主要な香りの中からこれは気を付けて!というものを挙げてみます。

 

〈妊娠中に控えたい香りの種類〉

 

ジャスミン、レモングラス、ラベンダー、ゼラニウム、シナモン、ローズマリー、ミントなど。

 

反対に、妊娠中におすすめの香りとして、

オレンジ、ベルガモット、ティーツリー、ローズウッドやラベンダー(妊娠4カ月以降)、サンダルウッド(妊娠4カ月以降)などが挙げられます。

 

 

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■授乳期間中・子育て中に香水をつけても大丈夫?

 

 

授乳期間中・子育て中の香水はどうなんでしょうか?

 

結論から言うと、妊娠中ほど慎重になる必要はありませんが、とくに赤ちゃんは母乳の香りを嗅ぎ分けられるほどの嗅覚を持っています。

 

身に付ける香りがあまりに強いと、レストランに強い香水をつけていくのはマナー違反となるのと同じ理由で、赤ちゃんが美味しくミルクを飲めなくなってしまう可能性があるでしょう。

 

また、小さなお子様は「ママの香り」を嗅ぐと安心する傾向があります。

 

となると香水でママの香り(お子様にとっての天然精神安定剤)を消してしまうのは、少々勿体ないと言えるかも知れません。

 

授乳期間中・子育て中の香水使用では、お子様の様子をみながら上手に香水を使えるとよいですね。

 

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■まとめ

 

 

妊娠中・授乳中・子育て中の香水使用についてご紹介しました。

 

香水の多くは合成香料ベースですが、中には天然成分を使用したものもあります。

 

ご紹介したように合成香料が胎児に影響を与えるといった意見もあるため、妊娠中は天然成分の香水を使用すると良いでしょう。

 

授乳期間中・子育て中の香水の使用にはさほど慎重になる必要はありませんが、赤ちゃんや小さなお子様は、香水よりもママの香りの方を好みます。

 

ママも赤ちゃんも心穏やかに過ごせることを目標に、上手に香水を取り入れてみてください♪

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